公園を散歩した時に拾い集めた熟した渋柿。
それを柿栖にしようと潰して瓶に入れた。
上の方にカビが出るので時々見ては取り除く。
それを2、3年ほど放っておけば柿の水分が酢になる。
遠くに住む友人が教えてくれたものだ。
自分のブログに去年の柿酢作りのことが書いてあったので、
読み直してみてとても驚いた。
記憶というものは実に不確かだ。
つい先日、床下を掃除していたら甕が出てきたので、
一体何を入れていたのだろうかと恐る恐る蓋を開けたのだった。
すると、上面に真っ白くカビが覆っていて不快な匂いがした。
びっくりした私はそれが何だか確かめもせずに、
すぐにポリ袋に入れて心痛めながらも可燃ごみにしてしまった。
ところが、何とそれは去年の柿酢作りのものだったのだ。
旅先の友人宅の庭でもぎ取った貴重な柿で作ったものだった。
なぜメモをしなかったのか悔やまれる。
今年は苦労して作ったヘチマ水さえボトルにラベルを貼らなかったせいで、
残り水だと思って捨ててしまったのだ。
最近はこうした失敗が多く、
自分の記憶力のはがいなさを感じることが多い。
今度からちゃんとメモを忘れないようにしよう。
今年は甕ではなく瓶で作っている。
早速ラベルを貼らなければと反省しきりである。