キーボードが全く反応しなかった10インチのパソコン。
普通に使っていたのだからこちらの非ではなく、製品の欠陥だろう。
安物とはいえ1年の保証期間中で、直してくれるかもしれない。
そこで、メーカーのサポートページを探してみた。
これが以前のように簡単に見つからず、とても厄介だった。
まるで消費者からの問い合わせを嫌がっているようにしか思えない。
やっとこサポートページにたどり着いても、
まずは「よくある質問」を参照するように誘導され、
それでも解決できない場合、電話となる。
電話しても自動音声で「1時間は待ちます」ということだった。
そんな暇はないのでページを隅々まで見て、
ラインでの連絡方法を見つけ出した。
早速メーカーとラインの友達申請をし、
機種や購入日を記しキーボードが反応しないことを書いて送信した。
返事は遅くなるということだったが、
5分ほどしてトークが返って来たので驚いた。
「ご迷惑をおかけしてます」という文言から始まり、
丁寧過ぎるほどの長い文で、
人工頭脳ではなく人間が記しているようにしか思えない。
もしやメーカーと契約したフリーの顧客相談人なのか。
とりあえずシャットダウンをする時に、
「完全シャットダウンを試みて下さい」とあった。
そのやり方のウエブページのリンクも貼ってある。
そっそくリンクページを開きながら、
完全シャットダウンというものをやってみた。
shiftキーを押しながら再起動し、その後、電源を切る。
それが完全シャットダウンのやり方だ。
パソコンを普通に切ると、
それまでの情報が維持されるようになっているという。
完全シャットダウンということは、
それを維持せずまっさらな状態にして消すやり方だということだった。
さっぱり分からない。
コンピュータを作る側の人たちの頭脳の凄いことに驚くしかない。
その後、期待しながらキーボードを試してみたが、
残念ながら同じ結果だった。
そこで、ラインで結果を伝えると、
キーボードの断線が考えられるから、
すぐに新しいものを送りますとあった。
そのやり取りがあった3日後、新しいキーボードが届いた。
その手際の良さにとても驚いている。