注文していたヒヨコを貰いに行ってきた。
そこは農村地帯にある卵のふ化専門農家で、
月に一度か2度たくさんのヒヨコが生まれるらしい。
前回に続いて個人的に頼み込んで、安価で分けてもらった。
鶏は台所の生ごみを始末してくれるので、
フランスでは都会のベランダで飼う人も多いらしい。
農場の売り手の人は寡黙な人で質問もし辛く、
ヒヨコがどういうふうに出荷されているのかは知ることはできない。
多分、生まれたてのヒヨコのメスとオスをここで選別し、
卵生産工場に大量に卸しているのだと思う。
引き取られたメスは卵を取るため、オスは食べられるために養われる。
前回のヒヨコは山の家の庭で自由に遊ばせてしまったせいで、
10日間ほどで1羽、2羽、3羽と猫に襲われてしまい、
残ったのはたったの2羽だった。
今度こそ全員無事に育ててもらおうと、
1羽ずつ証明用?顔写真を撮り、体重も測ってみた。
小さなヒヨコたちはとても大人しく、されるがままになっている。
その首を傾げキョトンとした仕草が何とも愛らしい。
ヒヨコたちは食べてばかりいるので餌がなくなると、
ピーピーと大騒ぎをする。
寝ている間以外は常に餌を突っついている。
食欲旺盛だから普通は150日ほどで卵を産むらしい。
何とうまくいくと250個は卵を産むようだ。
餌代もかなりかかるけれど、安全で健康的な卵が食べられる。
このヒヨコたちは真冬の1月が成鳥となる時期だ。
寒い時は産まないから春まで待たなければならないだろう。
その時が待ち遠しいけれど、私もまた一つ年を取る。