先日、スーパーで近隣産の梅が安く売っていたので、
梅干しを作ることにした。
たった1キロだから、友人が勧めていた方法でやってみよう。
それは、厚手の密封袋の中で梅を漬けるもので、
甕や重しなどの道具が要らず、手軽に梅干し作りに取り組める。
売り出しの梅はまだ青かったので、一晩以上水に浸しておいた。
少し黄色く色づいてから笊に上げて水切りし、臍を爪楊枝で取り除く。
密閉袋に梅を入れお塩を適量まぶし、袋の上に1キロの重しを二つ乗せた。
これで梅酢が上がるのを待ち、その後、赤紫蘇を買ってきて入れる。
やってみるととても簡単で、手もあまり汚さない。
さて、そこで、去年こしらえた梅干しはどうなったのか。
床下の収納スペースの扉を上げると、
ガラス瓶に入ったピンク色の小梅と大梅が、
全く手をつけないまま保存されている。
最近は食卓に梅干しが出る機会がとても少なくなった。
おむすびもあまり作らない。
だから、今年の梅干しもきっとこのままで床下で眠るだけだろう。
なのに、なぜ、梅を買ってきたのか。
きっとまた安いのが出ていたら買ってくると思う。
自分でも解せない。