友人が体調を気遣ってくれ、
庭の草刈りを手伝いに行くという連絡があった。
彼女も今は大変な時期で人のことに構っていられないはずなのに、
何という親切心だろうと感心する。
一応断ってはみたけれど、午前中に行くと言ってきかない。
私はせっかくだからランチを用意したくて11時に来て欲しいと返答。
ミラノ風カツレツの下ごしらえをして揚げるだけにしておいた。
9時半頃だったろうか、玄関チャイムがピンポーンと鳴った。
「お早うございます」と元気な声がして、画面の中に友人がいた。
カツレツを揚げようと思っていたのに、
これではランチは庭でインスタントラーメンでも作るしかない。
友人はもう8時には我が家に着いていて、北側部分と玄関、
掃き出し前から見えるガレージ魔ーの草刈りを済ませていた。
全く気付かなかった私。
それから約1時間、一緒にお喋りしながら、
菜園の草刈りもしてくれた。
お昼を食べてから帰るように言ったのに、
仕事?が終わるとさっさと帰って行った。
友人は子供の頃から家の草刈りをやってきたらしく、
誰よりも仕事が速いと自負する。
なぜなら登校前に済ませないと、遅刻してしまうからだ。
すっかり雑草が取り除かれきれいになったぐるりを眺め、
あらためて友達の友情を感じ、心から感謝している。