友達と枝垂桜を見に行った帰り、
とあるドラッグストアの閉店セールに行ってきた。
彼女の情報によると、朝刊のチラシで知り、
このセールはいわゆるよくある改装のための閉店セールではなく、
完全な店じまいということだった。
割引はお酒などのアルコールも例外ではなく、
店内では拡声器を持った係の男性が、
「お酒まだあります!
この機会に今まで手が出なかった高級なお酒は如何ですか?」
としきりに繰り返している。
タバコと高級化粧品以外の全てが25%引きだという。
今まで経験したことのないセールだ。
「売り尽くし」というお題目は名実ともに確からしい。
ウクライナの人たちには申し訳ないが、
保存できるものは買えるだけ買わなくては。
買い物かご2つに吟味も逡巡もせず、どんどん商品を入れていった。
途中で足りなくなって、もう一つ買い物かごを増やした。
ドラッグストアは薬も扱っているので、
この際、新しくしようとペニシリン軟膏や漢方風邪薬なども入れる。
傷テープも普段は買わない上等なものを取った。
菓子類やコーヒーもどんどん入れる。
ワインも多少高いのを買う。
ドラッグストアゆえ大したものは置いていないけれど、
いつもの安価なものではなく少し高級なものを5本ゲット。
ビールも銘柄を違えて8本ほど買う。
お金の計算もせず、棚の商品を手に取り、
とにかく買いまくった。
これを爆買いと言わず何というのか。
他の客たちも目がぎらついているし、
友人はどこをふらついているのか分からない。
レジでの支払いは、3万円からおつりが1000円札一枚と小銭少々。
レシートが1メートルほど長くなった。
こんなことは初めての体験だ。
それにしても30年も続けてきたというのに、
この店がここを撤退するのはなぜなのか。
チェーン店なのに。
我が家の近くにも大きなドラッグストアが開店する。
この業界はとても競争が激しいようだ。
(写真 もっと買いたかった菓子類)