松林を歩いていたら大きな松ぼっくりが落ちていた。
いつもの森にある松ぼっくりと比べたら3倍ほど大きい。
落ちたばかりらしく色も赤茶で美しい。
早速袋を取り出し拾い始めたら、
犬の散歩をしている女の人が声をかけてきた。
ここには大きな松笠があるので、
クリスマス前には取りに来る人も多いとか。
松ぼっくりはなぜか部屋に飾ると、
それだけでとてもメルヘン的なほのぼの感がある。
なぜかクリスマスだけでなく、
松の葉とともに正月飾りにしても、
それらしい雰囲気を作ってくれるから面白い。
また松ぼっくりは脂を含んでいるので、
上手に燃やせば火種にもなってくれる。
真っ赤に燃えた松笠の姿には目を奪われるほどだ。
袋に入るだけ松ぼっくりを拾った私は、
焚火の火種にしようか、飾り物を作ろうか、
どちらにしようか考えた。
燃やすのはもったいないほど美しいから、
やはり、何か工作してみよう。
さて、何ができることやら。