昨日の追突事故で人は予期しない出来事にあった時、
心の平穏を保つことができないことをあらためて知った。
というのも、一連の事故処理が終わって用を済ませ、
目的地に着く間、追突の衝撃がどのぐらいだったかを思い出していたが、
記憶とは定かでない場合が多くはっきりしなかった。
そこで、やっと車にドライブレコーダーがついていたことに気づいた。
ドライブレコーダーがどのぐらいの記録を保存しているのか、
日常では気にもしていなかった。
でも、こんな時のためにドライブレコーダーがあるのだった。
ただ、それにはSDカードを月に2度ほど初期化しておかなければならない。
ところが、普段は何事もないのでフォーマット(初期化)などしたことがないし、
その方法すら分からない。
運転の映像はただトコロテン方式に記録されているだけだった。
気付いた途中で記録を中止するやり方も分からなかった。
取扱説明書によると、万が一の事故の場合、
①ドライブレコーダーの電源を切る
②SDカードを外し、保管する
この作業が必要だった。
でも、どうだろう。
今回のような軽微な追突事故の場合でさえ人の心は乱れてしまう。
なかなか正常心は保てないし、機転もきかない。
人生には様々な突然の出来事があるけれど、
そのいざという時、人はうろたえてしまうに違いない。
突然の天災も然りである。
そう思うと普段の心の準備はとても大切なことだ。
追突の時から2時間も運転したので、記録が残っているかどうか。
あれほど待ち時間があったのに、
ドライブレコーダーのことを忘れていた自分が残念でならない。
万が一、後で首に異変があったらその衝撃を確かめられたのに。