今日はいつもの道の帰りしな、ナビで新しい公園を見つけた。
ちょうどお昼時だったため手前のコンビニで弁当を買うことにした。
できあいのものはプラゴミを増やすので良心の呵責を感じたが、
忙しい出先では致し方なかった。
たまにはいいか、それを持って公園へ行こう。
今、初めて訪れる公園には鉄の棒でできた珍しい幾何学的なベンチがあった。
それは町の特徴が示されているようで旅気分になった。
それほど広くはないけれど、子供用の遊具も広場に配置されていて、
まだ未就学らしい子供を遊ばせる親子連れが二組ほどいた。
お昼に公園に寄ると、必ずと言って良いほど車の中で休憩している人がいる。
休んでいるのは主に働く力仕事風の男性が多く、
私のようにふと立ち寄って休むのではなく、
きっと毎日決まってこういった静かな場所を選んで来ているのだと思う。
コンビニで弁当を買った時、
店員さんに「温めますか?」と聞かれ、何故か咄嗟に「はい」と答えてしまった。
いつもなら私はそのままで食べるのに。
新発売のピリ辛丼という弁当から熱い湯気が立っていた。
電子レンジの熱でこのプラ容器は本当に大丈夫なのだろうか。
そういう危惧もあってコンビニで温めてもらったことがなかったのに、
今日は咄嗟に承諾してしまった。
ご飯も温かくて美味しい。
こういったレトルト物を毎日のように食べている人たちは、
電子レンジで油ものが熱くなると、
その容器であるプラスチック製品が溶け出す不安というのはないのだろうか。
私はたまにだから仕方ないにしても、とても気になった。
公園の緑を見ながら熱々のお弁当を食べられるなんて、
まこと文明の勝利だけれど何だか複雑だ。
それとも現代の技術は相当に進歩していて、
熱などに一向に影響されないプラスティックが、
弁当容器にも使われているのだろうか。