昼下がりに水辺公園に金魚のための水を取りに行ったので、
せっかくだから公園を一周してきた。
自然の風景は何度見ても飽きが来ず、常に新しい出会いがある。
ここには多くの自然木が生えていて、
今日はその木肌の観察をしながら歩いた。
というのも最近、樹齢50年もあるような広葉樹の切り株を貰って、
それが何の木なのか分からないからだ。
私が分かるのは杉や松などの針葉樹と桜や梅、
気の利いたところで欅や沙羅、せいぜい白樺ぐらいか。
花の種類ならかなり分かるのに木となると全然知らないのに驚いてしまう。
頂いた丸太は木の皮がついたままなので、
その模様で木の名前が分かるかもしれない。
公園には自然のままの大木がたくさんあって、
そのほとんどが何の木か分からなかった。
ただ栗の木は地面にいがが落ちているからすぐわかる。
栗となると実が残っているのではないかと目も輝いてくる。
栗の実は朝の散歩の人が殆ど取っていってしまっていたけれど、
6個ほど栗の実が入っているのを見つけた。
山栗ではないので実が大きく太っている。
栗ご飯にできそうだ。
公園にはいろんな種類のドングリのようなものも落ちている。
昔の人はドングリも食べてみたのだと思う。
ドングリと比べると栗はとても甘くて美味しい。
人は長い時を経て食用可能な木の実を見つけ出した。
その頃は気に名前をつけて覚えたに違いない。
現代人は大自然から離れてしまったので、
木の表皮や葉っぱで木の名前が分かることは難しい。