金魚を衝動的に買ってから20日ほどが経った。
3匹の彼らはプラスティックの丸い入れ物の中で泳いでいる。
水の量が足りないのかいつもアップアップと口を開いているので、
2日に一度は新しい水を入れてあげる。
金魚が来てからの私の朝のルーティンは変わった。
今までならコーヒーのお湯を沸かすのが真っ先だったけれど、
まずは金魚を乗せたワゴンを窓辺に移動させる。
雨戸を開けた明るい窓辺で、
眠りから目覚めた金魚たちが一斉に動き出すのを確認し、
彼らに餌を与える。
その姿を少し眺めた後、コーヒーの準備だ。
部屋にたとえ金魚一匹でも息をする存在があるということは、
いないのと比べると全然違う。
犬や猫など触れることの出来るペットはもっと存在感があるだろう。
米国のどこかでは老人に犬などを飼ってもらうと、
俄然元気になるという実証もある。
朝起きて金魚が元気に生きている様子を見ると、
何だかホッとして癒されるのも同じことだと思う。
大分、水が汚れてきた。
金魚は水草をたくさん食べたりしてフンが多いのである。
今日は川へ行って彼らのために新鮮な水を貰ってこなければならない。