連日のように自然災害の起こる昨今、
大分高い買い物だったけれど、持ち運びの出来るバッテリーを買った。
それは、家のコンセントや車のシガーソケットから、
電気を蓄えることができる優れもので、
難しい電気のからくりを量として考えるには分かりやすい機器だ。
家のコンセントから満タンになるまで4時間ほどかかる。
満タンだとスマフォ以外にもちょっとした電気製品が使えるらしい。
これならいざという時以外にもレジャーの時も使えるから嬉しい。
原発事故以来、極力電気を使わない暮らしを目指していた私だけれど、
残念ながら最近はすっかりさぼっている。
捨ててしまった電気掃除機も新しく買い直し、
昔ながらの箒もお蔵入りにしてしまっている。
朝のコーヒー豆も手挽きではなく電動ミルを新しくした。
そんなわけで電気の消費量が増えている。
そこで、せめて電気製品がどれほどの電力を使うのか、
初心に戻って考えたのがこのバッテリー購入という方法だった。
何しろ画面に消費電力や蓄電量が○○ワットと示されるのである。
電気は見えないのでワットがどんなものか今いちぴんと来なかったけれど、
今回の買い物でとてもよく分かった。
スマフォなどの充電は5ワットぐらいで19インチの液晶テレビは30ワット。
ミシンは50ワットだった。
そんなふうに興味津々で消費電力の窓を見る。
見えるということで電気を理解しやすくなった気がした。
今日は初めてバッテリーを助手席の足元において、
半信半疑?でシガーソケットから電力をチャージしながら車を走らせた。
取説によると、車からでは8時間ぐらいはかかるらしい。
いつも遠出をするので家の電気は使わずその時に充電しよう。
片道3時間でどれほど電気が蓄えられるのだろうか。
この機器は500回で寿命が来るというから、
実は家の電気を使うよりもコスパがかなり低いらしく、
ただの贅沢品、もしくは粗大ごみ予備軍と言える。
それがエコを目指す私にとってはとても残念だ。
(写真 携帯電話の充電は5w。70%電気が入っているところ)