今日のラージヒル公園は、
車を止める場所がないぐらい混んでいた。
いつもなら好きなところに止められるのに、
連休の遊び場に困った人たちが押し寄せてきたのだろうか。
何だか尋常ではない混みようである。
人間とは食べる下地ができたら、
遊びに向かおうとする強い欲求があるのだろうか。
ホモ・サピエンス(考える人?)とはホモ・ルーデンス(遊ぶ人)でもある。
少し意味は違うけれど、
日本の昔にも「遊びをせんとや生まれけん」という有名な文句もある。
誰だって家に閉じこもってばかりでは息が苦しくなる。
山や森はしゃれた遊具はないけれど、
足底を刺激する岩や青葉の揺れる様、鳥の鳴く声など、
様々な自然からの贈り物に満ちている。
それらを五感で感じながら、小さな子たちも嬉々として歩く。
自然の中を歩きながら、きっと心は遊んでいるのだろう。
また、転んで怪我をしないように身を守る術も学んでいる。
子供たちは会う人ごとに挨拶を交わし、
その小さなマスク顔の瞳があどけない。
ただ、こんな野外の壁のない空間でも、
マスクはもう顔の一部のようになっていて気の毒になる。
多くの人と行き交うので、
私はマスクをするのを時には忘れるが、
誰もそれを咎めたりはしないから嬉しい。
さて、今日もありきたりのインスタント・ラーメンだ。
食事が済んだらロープで遊ぼう。