今日は友達と二人で車に乗って隣の県の山に出かけた。
都心に住んでいる友達にとって、私の住む地方の山はアクセスが不便である。
そのため、我が家に昨日から来てもらったのである。
目指す山は山というよりアスレチック公園のようなもので、
ここから50キロほど離れた小都市にある。
前に友達と下見がてらドライブしていたので、
道に迷うことなく最寄りの駅に着いた。
目指す場所は市街地にある小さな山なので車は近くに置けず、
駅近くの観光センターに止めさせてもらい街中を20分ほど歩いた。
実は所属しているクラブのリーダーを引き受けてしまい、
考えあぐねた挙句、この町の里山を案内することにしたのだった。
5年ほどリーダーを断っていたので、
私にとっては久し振りの大仕事となる。
もともと私は人を束ねることに向いていないし、
お膳立てがひどく苦手で、
そのことが決まってからはずっと頭が痛かった。
その時は、仲間たちは方々から電車でやって来るので、
私も車ではなく電車を乗り継いで行くかもしれない。
車で行っても2時間で電車でも同じ時間かかる。
下山後、違う場所に移動するためタクシーも手配しなければならない。
友人にはその時のための予行練習に付き合ってもらうのだ。
道中に危険がないか足の弱い人も着いて行けるかなど。
彼女は登山女子ゆえ年間60日ほど全国の山を歩いている。
家にいると、息が詰まるほどの山が好きな人らしい。
そんな人だから的確な判断ができるだろう。
そこで、快諾してくれたのが今日の下見だった。
低山とはいえ変化にとんだ岩の道は、
案の定彼女をとても満足させ充実した周回となった。
山を後にして駐車場に向かう道すがら、
「あの山だったら皆さん喜んでくれるわよ」と強く勧めてくれた。
あまり自信がないけれど、内心ホッとする。
さて、どうなることだろうか。
(写真 最初から最後まで岩の道だった)