以前、中華製の安いバーナーを買って、
重さ以外はあまり不便を感じないと思った。
その後の使用感だけれど、これが、やはり価格なりの出来だと思った。
今日はみんなで近くの野山を少しだけ散歩して、東屋で雑炊を食べた。
山専ボトルのお湯では足りないので、
少し水を足して持ってきたバーナーで煮込んだ。
最近は中華製バーナーばかりだったけれど、
久し振りに本家本元のイワタニのバーナーを持って行った。
これがめっぽう使いやすい。
持った感じとか安定感が何とも違うのだった。
何しろ中華製のバーナーは足のネジが硬すぎたので緩めたら、
今度は強く戻してもすぐに足が緩くなって、
毎回ねじ回しで締め付けなければならなくなった。
閉め忘れるとフニャリと倒れる。
また火花の出る着火装置もすぐにきかなくなってしまった。
値段が5分の1ほどだから仕方ないと言えばそれまでだけれど、
火力だけは何のそん色もない。
見た目も使い方も本家本元のバーナーをそっくり模している技術は凄い。
だから、まだ安物とはいえドしばらくは使えそうだ。
モノの値段にはピンからキリまであるけれど、
決して安いからといって悪かろうばかりではない。
やはり、比較しないとその差は分からないものだ。
だから、この買い物が無駄だったというわけではない。
ただ値段が少しだけしか安くなかったら失敗だったと思うだろう。
人間とは、いや、特に私はケチな性格をしていると思う。