先週はお豆腐や牛乳などもまとめて買っていたので、
週の途中で買い足しに行くことがなかった。
そのため青物野菜がなくなってしまい、白菜ばかり料理することになった。
最近は食事の献立がマンネリ化していて、
買い物に行っても買うものもほとんど同じものばかりである。
献立はルーティン化していて、新しいメニューを考えたりはしない。
白菜を株ごと買うと使い切るのに1週間以上かかる。
最初のうちは鍋もので消費するけれど、
今朝はそれも飽きたので炒め物にした。
白菜は生のまま千切りにしてよく炒め、
残っていた冷凍のシメジとミジンコのような川エビを適当に加えてみた。
味付けはナンプラーと塩、隠し味に砂糖一つまみという単純さ。
炒めていると白菜の汁が出たので、
なぜか閃いてその中にクスクスを入れてみた。
2年前、モロッコのスーパーで買ったものがまだ残っているのだ。
賞味期限など気にはしない。
仕上げに軽く水どき片栗粉を入れ、柿酢をほんの少し入れる。
長年料理をやっていると、
たいていのものが予想できるのだけれど、
白菜炒めにクスクスはちょっと想像できなかった。
食べてみると、クスクスの粒々が不思議な舌触りを感じさせ、
何となく国籍不明の味になった。
でも、その味はご飯のおかずにぴったりでとても美味しかった。
いつもなら買い物に行き、
似たような献立をしてしまうこの頃だけど、
こうして頭を使い工夫すると、残った食材の整理にもなる。
やはり、「過ぎたるは及ばざるがごとし」だ。