何でも手作りが好きな私は、暇があると何かを作っている。
たとえば紙で作るタブレットケースとか、
余り布を利用した大きな買い物バッグ、
その他、好きな柄の枕カバーや座布団カバー、簡単な小物入れなど。
何でも世界に一つしかないオリジナルが好きだ。
それが最近試したのが小さなアルコールストーブ作り。
これはビール缶2個で作るもので、ものの30分もかからない。
別に必要なものでも何でもないのに、
自作できると知って空の缶を見たら作りたくなった。
工具がないからカッターナイフと目打ちを使う。
アルミ缶は柔らかいので簡単に工作できる。
そのため初めて燃料用アルコールというものを買ってきた。
出来上がった缶の中にそれを20㏄ほど差し入れ、
マッチで火を点けるとポンッと爆発音がして、
10分ほど青い美しい炎が出る。
上手に作ればラーメンが調理できる火力になるというのに火は弱かった。
でも、コーヒーを淹れる熱湯は作れそうだ。
このアルコールストーブというものは、
私にとっては湧いてくるお湯の様子を眺めるだけのためにあるようだ。
ガスではそんな悠長なことはしていられない。
様々な手作りの品は全部に用途というものがあるけれど、
アルコールストーブ作りには、
全く不必要なことをしている「優雅さ」みたいなものがあると言える。
何でも奥が深い。
でも、本来の炎の色は赤い。
(写真 アルコールではなく割りばしが燃えている様子。すべての始まり)