出先で帰りが夜になった。
よく知る道でも暗くなると周囲の景色も見えず、
おまけに疲れもあってか、何やらミスが多い。
それというのも、前の車の2台先あたりに赤ランプの点滅するパトカーがいた。
赤色灯がクルクルと回っているのに「何かあったのだろうか」などと考え、
気が奪われてしまい、なぜかふうっと右車線へ入ってしまった。
まだ右折するのは三つほど先の信号なのに。
仕方なくナビに頼ることにしてそのまま行くことにした。
以前その道も利用していた時があって、朧げに覚えている。
次は行き先を修正するために左折し、
そして、また右折した。
すると、その道は今までの倍ほど広くなっていて勝手が違い、
思わず反対車線に突っ込みそうになった。
幸い夜の交差点には一台の車もなく難を逃れたが、
もしも反対車線に車が勢いよく走ってきていたら、
大事故になったかもしれない。
もちろん私の不注意となる。
以前、知らない高速道路に入りそうになって、
手前で運よくUターンし恐い思いをしたことがあり、
逆走は誰にも起こりうると思っている。
それにしても運転はたとい集中力があっても、
ふとしたことでそれが乱れることがある。
今日は前を走る警告灯に惑わされ、
平常心を忘れ頭の中の記憶が混乱したのだろう。
こうしたことは一度足りとてあってはいけない。
だから、毎日車に乗ることが多い地方の住民は、
毎回毎回、「ブレーキはここ、アクセルはここ」と、
足で確かめてエンジンを始動しなくては。
いつなん時踏み違えるかもしれないのだ。
そして、疲れていなくても、
夜の運転は避けた方が絶対に身のためだと思う。
特にテリトリー以外の町ではなおさらだ。