今回のコロナ禍での公的施設の利用制限がやっとのこと緩和され、
二か月半ぶりにテニスコートに行くことができた。
ただし、施設利用の条件が厳しくなって大分面倒になっている。
出かける前に必ず体温を測り、参加者名の欄に記入し、
練習後は預かった消毒用のタオルでベンチや器具を拭いて、
それを受付に戻さなければならないのである。
しかも利用時間が半減させられた。
これまではそんなことはしなくてよかったけれど、
クラスター発生に対する用心のためだと思われる。
何かあったら感染経路が追跡可能なのである。
それでもボールを追って、
全力でコートを走り回るという激しい運動は普段の生活ではできず、
とても貴重な時間だから嬉しかった。
グリップがボロボロになってしまったラケットは、
久しぶりのせいかザラザラとして触り心地がとても気になる。
ほかの仲間のそれはちゃんとしているのに、私だけのがひどく消耗している。
きっと打ち方が悪いせいだ。
このラケットは友人が使っていないからと頂いた新品に近いものだ。
年に何度も大会に出ている人のものだから、きっと高価なものに違いない。
友人はわざわざグリップのテープを新しくピンクに替えて、
私にプレゼントしてくれた。
色も素敵で重くもなく、私はとても気に入っている。
それを久しぶりに使えたことは幸せなことだった。
でも、グリップのテープはこのままではいけない。
さて、どうしたらテープを張り替えられるのだろう。
近くにラケット屋など見たことないから、
明日にでも隣町のスポーツ店に行ってこようと思う。
このところ毎日感染者が増えていて、あの頃とそんなに変わらない。
これまでの行動制限って一体何だったのかと不思議に思うのは、
きっと私だけではないと思う。