今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

濡れた本と濡れなかったマスク

f:id:anzufig:20200620134713j:plain


先日、郵便受けに雨が入り込んで、

送られてきた本がびしょ濡れになっていた。

玄関先にしつらえられたポストは形はとてもモダンだけれど、

時々こうして激しい雨の時には郵便物が濡れる。

 

大切な本がびしょ濡れになったのが残念で、

思い切って郵便受けそのものを外すことにした。

郵便受けはセメントの柱にねじで固定されていた。

 

蓋を開けてねじを外していたら、

ご近所さんが使いやすいドライバを持ってきてくれた。

二人で外したのであっという間に作業が終わり、とても助かった。

 

外してしまった郵便箱を屋根の下の濡れない玄関先に移動する。

とりあえずしばらくここに置こうとぼんやり眺めていたら、

郵便屋さんが慌ただしくバイクでやってきた。

 

「今日からここへ入れてください。昨日の本が濡れたから移動しました」と言うと、

何だか申し訳ないような顔をした。

そして、バッグから郵便物を出し、私に差し出した。

例のマスクだった。

 

「えっ!今頃?もう百円ショップでもどこでも売ってるのに」と、

私が呆れて言うと、

「すみません、そうですよね。タイミングずれてますよね」と、

またもや申し訳なさそうに苦笑いした。

 

国から送られたマスクは「新しい生活様式…」の説明書きが書かれ、

雨に濡れても大丈夫なように透明フィルムに入っていた。

マスクは作ったものと箱入りのがあるので、

きっとこの小さなマスクを使うことはないだろう。

 

注文品の本はA4の紙袋に入っているだけだった。

濡れたためにページもくっつき、無理やり剥がすと破れてしまう。

濡れたのはこっちのせいだから返品もきかない。

 

これが反対なら良かったのにと思ってしまった。