今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

山は笑っているのに

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今日は暖かく風のない晴天の日だった。

午前中に簡単に掃除を済ませ、

いつもの散歩コースであるリトルヒルに向かった。

 

30分ほどの道すがらにスーパーが何か所かある。

お昼時のせいなのか、買い置きする人が増えたのか、

いつもよりもお店の駐車場は多くの車で込み合っている。

心なしか行きかう車も多いように感じる。

 

不要不急の外出は控えるようにと、

テレビやラジオで言っているけれど、買い物などは例外だ。

買い物をしないと即生活がひっ迫する。

 

そんな意味では健康を保つための外出はむしろ積極的にやらないと、

日常の暮らしそのものを壊してしまう。

運動を兼ねた散歩は必要必須なのだ。

 

不要不急とは「意味もなく出歩く」ということか。

そんな人など普通の世界では、

徘徊癖のある認知症の老人ぐらいしかいないのに。

変な言葉だと思う。

「むやみやたらに出歩かない」などと、

分かりやすく表現を変えてほしいものだ。

 

リトルヒルの駐車場は満杯で、ぐるっと回ったら帰る人がいて、ようやく一台分の隙間を見つけた。

土曜日ということもあるが、

きっと私のように健康のために来ている人も大いに違いない。

 

駐車場ではスマフォやカメラをかざして山の写真を撮っている人がいた。

白い山桜がそこかしこに満開となり、

薄緑の新芽の柔らかな森の中で、

その存在を顕(あらわ)にしていて美しい。

「山笑う」の季節が到来した。

2週間前に来た時よりも確実に初夏に近づいている。

 

私のように午後にこうしてやってくるのは通いなれた近くの人たちで、

他県ナンバーの人たちは朝からやってきているようだ。

だから、時間がずれているので静かな散歩ができる。

それでも、5組ほどの子供連れに会った。

 

いつもは家でゲームをやっていただろう子も、

「ヤッホー」を連発しながら、岩の道を駆け上っている。

虫取り網を持った子もいる。

空はどこまでも大きく、マスクをしている人たちはいなかった。

もちろん私もマスクは外している。

 

小さな子たちの元気な後姿を見送っていると、

マスクのことなど考えない日がいつやってくるのだろうかと思った。

その日までこうしていつもの散歩ができるのだろうか。

額に流れた一筋の汗を拭いながら、

そんなことを思う私だった。

 

写真 満開になったミツバツツジ

 

 

 新型コロナの記録 (クルーズ船と合わせたもの)

 4/4 感染者数 3647(前日比+318) 

    死亡者数 69(+6) 回復者数 514(+9)