今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

プラド美術館は名作のオンパレード

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昨夜はモスキータ近くの町中のホテルだったので、

地図を片手に夜のコルドバをスーパーまで歩いた。

小さなスーパーだったけれと、

陳列してある商品が物珍しくて何点か買ってしまった。

また町の小店で量り売りの飴なども面白くて買った。

スペインらしいモザイク模様のカップセットも重たいけれど買うことにした。

 

この数日でチーズやチョコ、焼き菓子など爆買い?した土産をスーツケースに入れるのは難儀なことで、

何度も何度もやり直した。

幸い今回の航空会社は30キロまで許されていて少しは安心だが、

秤がないのでとても気になる。

 

今日は観光の最終日でマドリッドまで400キロのバス旅となった。

今回は幼馴染のような友達と一緒で、

毎晩それなりに眠ることができたので、

車酔いの薬は必要なかった。

 

途中フロント車窓の彼方に雪をうっすらと被った、

シェラ・ネバダ山脈がずっと見えていた。

アメリカにももっと高い同じ名の山があるが、

この名を真似したと思われる。

 

とても気温が低くて小雨になったりして雪が心配だったけれど、

道路には積雪が全くなくて、

バスはスムーズにオリーブ畑の続く長い道をマドリッドまで走り抜けた。

 

マドリッドでは着後自由時間となり、

お昼から夜まで長くあるため、

世界三大美術館の一つであるプラド美術館に行く。

パリのルーブルは行ったことがあるので、

あと一つはロシアのエルミタージュを残すことになる。

 

地下鉄オペラ駅前から観光客で込み合う通りを美術館目指して歩く。

お昼を過ぎていたので軽くバルでトルティージャ(ジャガイモのオムレツ)を挟んだフランスパンを頼んでみた。

愛想の良い女店員はスペイン人の顔とは違った。

トルティージャはスペイン名物。

店では食べられないほどの大きさで、食べながら歩いた。

 

時折冷たい雨が降ってくる町を傘はささずに進む。

たどり着いた美術館は混んでおらず、

並ばずに切符を買うことができた。

ここは夕方6時過ぎから無料になるので、

オフシーズンも列ができるらしいが、

この時は3時を過ぎている。

 

さて、その美術館、あまりにも有名な絵画があり過ぎて、

約束の3時間ではとても回ることができない。

ベラスケス、ゴヤグレコルーベンス…等々。

絵画が飾られた大小の部屋が百以上もあるので、

回るだけで精いっぱいで、

一枚をじっくり観賞するなどできない。

 

頭がぼんやりしてきてどうにか覚えているのは、

カラバッジョの三作と裸体と着衣のマハの二作、

ヴォスの絵もどうにかおぼろげに覚えている。

教科書や画集で見覚えのある名作オンパレード。

 

友人との約束の時間が近づいてくると、

足が棒のようになって何度も椅子に腰かけた。

 

外に出ると大勢の人たちが列を作っていた。

無料開館の受付を待っている。

私ももし3日ほどこの町に滞在できるなら、

お昼はトレドの町まで行って観光し、

毎日夜は6時から8時まで3日続けて美術館を鑑賞したい。

きっと三日目には本当にじっくり鑑賞したい作品が絞られると思う。

 

雨上がりのマドリッド

夜になると明るい時とは光景が一変し、

私たちは約束のオペラ駅とは反対に歩いていた。

何度も人に聞くが、そのたびにスペイン語でよく分からない。

最後に尋ねた若者3人が全く英語を理解できないのに、

私たちをわざわざオペラ駅の見える地点まで、

半時間ほどもかかって一緒に歩いてくれた。

言葉は通じないのに何となく困った私たちの心を推し量ってくれたようだった。

これがスペイン最後の夜のことで、

とても心温まる素敵な思い出となった。