今日の趣味の会の集合場所はいつものところではなく、
聞いたことのない町の名前のセンターだった。
一応ネットで場所を確認し、地図を頭に入れてバイパスを走る。
ナビのセットは面倒でしなかった。
何とかという三文字の交差点を右折すれば目的の場所方面になる。
バイパスで右折する時は大分前に交差点が分かっていないと難しい。
そこで、忘れてしまった交差点の名が信号の度に気になってならなかった。
すると、意外と早くに何だか覚えのある三文字の交差点が視界に入り、
その先は高架に上ってしまうようなので反射的に右折路線に滑り込んだ。
そこからは突然住宅街のような細い道になった。
でも、遠くに大きなコンクリの建物が見えた。
あの建物がきっとセンターに違いない。
そう思い込んで道を進むと何か見覚えがある。
あれ?ここはいつものところではないか。
コンクリの建物は毎週通っているところだ。
違ったルートを通ったせいで間違ってしまった。
交差点の名前に憶えがあったのはそのせいである。
あまりの自分の馬鹿さ加減に呆れてしまう。
友達に電話して交差点の名前を聞いてみたら、
先ほど右折した交差点からまだ10キロ近くも先だった。
それから、教えられた三文字の交差点を右折し、
しばらく悩みながら走ると、やっと目的の場所に着いた。
ところが、これ又びっくり。
ここも見覚えがある建物だ。
何だ、先月来た場所ではないか。
ちょうどひと月前の集会はここだった。
自分の忘れっぽさに衝撃を受けてしまった。