今年は初めてちゃんとしたお節を食べなかった。
いつもなら人を迎えるし、大晦日まで頑張って料理し、
元旦は色とりどりなお節とお雑煮、お刺身と贅沢な料理で食卓を飾った。
たとえ自分で作ったものとはいえ、
新しいお箸でそれらをつまむのは嬉しかった。
もちろん無病息災を願い、甘いお屠蘇も楽しむ。
ところが、今年は重かった風邪の回復のためお節を用意しなかったから、
お雑煮らしきものを元旦の朝に食べただけで、
普通の日の食卓と全く変らなかった。
そのためお節の残りに追われることなく、
二人きりの静かな正月をのんびりと過ごせた。
インフルと公言していたから来客もなしだ。
ということは、わが家に正月気分はほとんどなかったと言ってよい。
よくよく考えたら今やお節の中身は、昔と違ってご馳走とは言えず、
日頃少し贅沢にした時の料理とそんなに変わらなくなった。
里芋や人参の煮物も秋から冬にかけてけっこう作るから代わり映えしない。
紅白の蒲鉾だけは普段は食べないから買うべきだったかもしれない。
でも、それより美味な蒲鉾がいつも手に入るし、
紅白の華やかさだけの散財はできなかった。
肉系の料理も毎日のように食べている。
魚系の高価な数の子さえよく食べるし、
ブリなどは温暖化で安くなって日常食だ。
そんなわけで、この三が日は外食?ということが自然な流れなのだろうけれど、
わが家はお昼は全て私の希望でアウトドア気分で楽しむことにした。
年末に買い置きした食材をどうにか消費しなければならない。
今月は長旅が控えていて、運動もそろそろしないといけない。
そこで、家をお昼前に出て、食後は約3時間ほどウォーキングした。
さて、ここにこのいつもとは違った正月3日間のメモを記しておこう。
元旦 いつもの散歩道にて森の中で焼きそばを作り、その後、簡単なハイキング、自宅近くのコンビニでカップ日本酒ゲット。夜は夫がチンしてくれたレトルトカレー。
2日 ドライブがてら「南の道の駅」にて力うどんを作り、その後、河原ウォーキングと町歩きをして初詣3か所のはしご。道の駅にて箱入りみかんをゲット。初詣にて門前の店でお年賀のために名物をゲット。夜は年末に半額で買ったウナギをチン。
3日 ドライブがてら「東の道の駅」にてチャーシューたっぷりの生ラーメンを作る。ざるを使わず2つのコンロを駆使した。車内が夏のように暑くなりシャツだけになる。手作りチャーシューはまだ冷蔵庫に2本も残っている。その後、ハイキング。暗くなって道の駅に戻ったため買い物なし。自宅近くのコンビニにてビールと日本酒。夜は白菜たっぷりの鍋と解凍した大振りなキンキの焼き物。
以上 なかなかの変わった三が日でした。