寒い日が続いている。
昨日の朝はこの冬初めてマイナス0.5と零下になった。
今朝はプラスになって0.1度だったので昨日より暖かいことになる。
朝起きて窓から外に温度センサーの入った腕時計を置く。
一日の気温はどうやら夜明けあたりに一番低くなるようだ。
大体いつも6時半ぐらいに最低を記録するので、
その時の温度をカレンダーにメモすると日々の気温の比較ができる。
なぜか私は最低気温を更新するとワクワクしてくる。
寒いのは苦手だけれど、その数値が嬉しいのである。
もともと南の育ちゆえマイナスの気温には縁がなかった。
関東地方のここら辺りは真冬にマイナス5度になる時があり、
その数値を確認すると何だか極地体験するみたいで、
偉くなった気がするのだ。
以前は零下の世界で人々が生きていけるのか想像もつかなかった。
でも、実際経験してみると案外人間には順応性がある。
特にエコを目指す者にとっては真夏の猛暑と時と同じだ。
暖房をガンガンつけている薄着の人たちと比べると、
家にいるときは上は五枚ほど着込み、
足はタイツ2枚に防寒ズボンと実に厚着である。
寒いのだから厚着は当然だと思う。
さらに寒くなったら冬山用のダウン下着の上下を着こむ。
とても高価なものなので家で使わないと宝の持ち腐れだ。
靴下は普通のものに更に登山ソックスでガードしている。
出かけるとき外出着に着替えるのでとても薄着になるから不思議。
今のところ暖房はというと調理用灯油コンロのみで、
時折お湯を沸かしたり、土鍋料理を煮込んだりしている。
火力が強いのが玉にキズだけれど、まだストーブは出番がない。
我が家は電気炬燵も使わないし、電気カーペットもない。
もちろんエアコンのヒーターもない。
家が新しいせいか室内温度は結構高いから、
いよいよ寒い時は石油ストーブとコンロでしのぐ。
寝るときはお布団に熱い湯たんぽを入れている。
ほかほかで心地よく、朝にはそのお湯で顔を洗う。
こんな暮らしだから一冬に買う灯油はせいぜい多くて4缶ほど。
日本で石油は採れないから大事にしなくてはと、
灯油を入れるたびに思う。