友達に頼まれて格安スマフォの契約に同行した。
年を取っているので理解するのが難しいから、
私についてきてほしいと言うのだった。
その人は大手キャリアのガラフォ(ガラケイ型の4G携帯)を使っていた。
でも、そろそろスマフォデビューをしなくてはと、
一大決心をしたのだった。
でも、できれば安い方が良いと格安を選ぶことにした。
私は電話はガラフォ、データはタブレットと別々にしているけれど、
彼はそんな面倒なことはできない。
格安スマフォに変えるのだったら、
まずやらなければならないことは、
10年以上も使っていたキャリアのガラフォの解約だ。
そこで、携帯会社に問い合わせてみたら、
今解約すると9500円の解約金を払わなければならないという。
無料で解約できる期間は来年の今頃とか。
いわゆるこれが2年縛りという悪しき商法である。
その人の家には固定電話があって、
奥さんは携帯電話を持ったことがなかった。
そこで、彼は今のガラフォを解約せず奥さんに譲り、
滅多に使わない固定電話をやめることにした。
それならば出費はさほど増えず家計に痛手はない。
私はお店のカウンターで指定された安いスマフォを買い、
格安シムを入れてもらって新しい電話番号を貰うまで付き合った。
月4ギガまでという意味も分からない彼にとって、
ボタンのないスマフォにこれから四苦八苦するのは目に見えている。
でも、このご時世、スマフォを操作しないと、
あらゆる日常の場面で不都合が生じる場合が多くなっている。
今多くの3G携帯(ガラケイ)利用者が彼のような決意を迫られている。