昨日に続いて来客があった。
客は親しい友達ではなく、
ただ玄関先に立ち寄るだけで用は済むのだけれど、
わざわざ隣町から来てくれたので寄ってもらうことにした。
部屋は昨日の掃除できれいになっている。
コーヒーとデザートを出すことにしよう。
彼らはどこかでお昼を済ませてきたらしい。
預けるものを車に運んでもらい用を済ませると、
私の招きを喜んで受けてくれ、部屋に入った。
やはり、こういう時はお茶をもてなすのが礼儀だろう。
豆から挽いたばかりの美味しいコーヒーと、
ずっと作り続けているヨーグルトのデザートをテーブルに並べた。
コーヒーは滅多に買わない上物だったし、
ヨーグルトには自家製苺と金柑のジャムをかけ、
昨日友達に頂いた熟れた杏とミントの小さな芽を飾った。
お客は嬉しそうにコーヒーを飲み、デザート食べた。
そして、ほんの少し歓談をして帰って行った。
たったそれだけのことだけど、
おもてなしをして良かったと思った。
手づくりのものがあって良かったと思った。