車をバックして自宅の駐車場に止めようとしたら「ドカン!」と音がして、
バックする際の目印にしておいた鉢がゴロゴロと道路に転がった。
車の動力とは凄いもので、
手では持ちきれない大きな鉢がいとも簡単に転がる。
鉢に刺していた太陽光ランプも虚しく光ったまま転がっている。
車を降りてそれらを拾いながら、
「またやってしまった」とシヨックを隠せない。
あの音だから、お隣さんにも気づかれたと思う。
恥ずかしい。
最近はこんなふうにバックがとても苦手になっている。
慣れた自宅の駐車場に入れるのにも何度も切り返す。
今回は切り返すこともしないで、植木鉢にぶつけてしまった。
3時間ほど運転してきたせいで疲れていたのだろう。
注意力が鈍ったに違いない。
とはいえ、この目印の植木鉢にぶつけて転がしたのは2度目だ。
一度目は愛車がまだ新車の頃で、
激しく鉢が転がっていったのになぜか車体にキズはなかった。
今回はバンパーに明らかなぶつかりキズがあった。
そういえば去年はバックで2度バンパーをへこませた。
1度目は見た目も酷かったので、
バンパーを交換することになりかなりのお金を散財した。
2度目はへこまなかったので、
カーショップで応急処置用のセットを教えてもらって自分で補修した。
今回のキズも自分で補修しなくては。
もう新車とはいえないから少しは気が楽になっている。
車の運転は細心の注意が必要だ。
毎日運転しているため何となく不遜になっている。
自分の家の植木鉢などはどうってことない。
そのためにできた車体のキズも取るに足りない。
要は運転の基本は常に「細心の注意力」を持つことだ。
今回のバックミスは些細なことだけれど、
自分を初心に戻してくれる出来事に違いない。
大きくかけていた音楽もやめよう。
TVはやめてラジオにしよう。
忘れっぽくなった自分には、注意喚起が必要だ。
キズを見ると思いだすことになるし、
かえって有難いことだと思っている。