隣町の図書館では庭で取り立ての新鮮お野菜が売っている。
あたりは広い農村地帯だから、
季節の野菜が生産者の名前入りで売っている。
主に女の人の名が多い。
農村女性の生き甲斐の場にも思える。
農村地帯なのにお客は大勢いて、レジは並ぶほどだ。
野菜の外にもおまんじゅうを売ってたり、ランチのテーブルもある。
今日は春キャベツと出来立てほやほや感の白いニンニク、
それに深紅のペチュニアの花とキュウリの苗を買った。
これだけ買っても800円ほどだった。
買い物はいつもマイバッグを持って行くので、
清算時にその旨を言うのだけれど、
レジ係の人はビニール袋を広げている。
今になってマイクロプラスチックの問題がテレビなどで報道されているが、
私はずっと前からプラゴミの汚染が心配で、
ビニール袋などもらったことがないのだった。
これは曲げたことはない。
だからなのか、お金を払いながら、余計なことを言ってしまった。
「買い物袋はなるべく持参でと掲げたらいかがですか?」
言うつもりはなかったのに、
わざとレジに並ぶお客に聞こえるように言った。
レジの女性は困ったような顔つきになったけれど、
私もそう思うというふうなそんぶりをした。
ほんの一瞬だったけれど、
私の次に並んだ人にこの気持ちが多少なりとも伝わってくれればと願った。
大都会では買い物袋は有料が常識となっているのに、
この地方ではまだまだビニール袋文化?が根強くて困っている。