新幹線に乗って大阪へ行く間、
たまった新聞を読破?しようと10日分も持って行った。
そのためというわけではないけれど、選んだ列車は新幹線普通列車のこだま。
こだまなら大阪まで四時間はかかる。
指定席は満員だった。
読書もしたかったけれど本は重いので、
捨てていくことが出来る新聞は旅に向いている。
我が家の新聞袋には新聞が去年のものから溜まっていて、
気にはしているが、なかなか減ってはくれない。
以前からこんなふうに新聞にはいつも追われていた。
その日の新聞を読むことができず、とりあえず溜めてしまうからだ。
ひどいときには一年も前のが溜まっていたっけ。
読んでないものを捨てることが出来ない自分をつくづく妙な性格だなと思う。
でも、新聞は大きな紙面で目に飛び込んでくるから、
興味ない記事でもつい読んでしまいたくなり得をすることが多い。
そこがネットとは違うアナログの奥深さなのだろう。
隣の客に迷惑にならないように少しずつ折りたたんで、
丁寧に記事を読んだ。
自宅で読むのとは大違いで、一文一文を噛みしめるように読んだ。
自宅にいると他のことが見えて気が散って集中できず、
一方こうして見ず知らずの人に囲まれていると、
自分だけの世界に没頭できるから不思議だ。
お昼に駅弁を食べて中断した以外は、
アナウンスの「京都」という地名を聞くまでにすべての新聞を読み終えた。
ざっと計算すると一紙について20分かかったということになる。
こんな計算したことないけれど、
このたったの20分の集中時間が自宅では取り辛いのだろう。
今日のノルマ?を達成したようで嬉しかった。