昨日は図書館で今月号の月刊誌をくまなく読んできた。
雑誌一冊読むのに一時間。
何と優雅なひとときなのだろう。
でも、図書館では本の並び方に疑問が湧く。
借りたい本がなかなか見つからないのだ。
もちろん背番号をコンピュータで検索すると、確実に探し出せるけれど、
それは本の題名が分かっている場合。
私としては何となく同じジャンル内を眺めながら、
未知なる興味ある本を見つけたい。
ところが、ジャンルが同じでも全く別の棚にあるので、
これがなかなか難しい。
最近の図書館は本の分類を外部に委託しているらしく、
背表紙に書かれた数字や文字は、
その業者の気ままな配列となっているのかと思うほどだ。
図書館では全集は全集の棚に並べられ、単行本は別の棚になる。
文庫は文庫の棚で、新書は新書の棚というふうにジャンルは無関係で、
本の大きさが基準のようだ。
だから、大型本というコーナーもある。
また歴史の本や個人の日記などすら、
旅のコーナーにあったりしてよく分からない。
それでも、図書館は意外な本が目の前に飛び込んできて、
知らない世界に触れることができそうで、嬉しくなることが多い。
歩いて目で探すということこそ図書館の醍醐味なのだろう。
分類に少し不満はあっても大いに利用したいといくたびに思う。