昨日、風が強くて寒かったけれど、今年の初めての山に登った。
自然の中を歩いたり山に登るのは旅をしているようで楽しい。
何と言っても知らない町の山にはいっそうの魅力を感じる。
初めてのところは事前に調べたり、
役場に電話して現地のアプローチ道の事情を尋ねたりして面倒だけれど、
歩いているときのワクワク感は既知のところと比べ物にならない。
これが、旅気分なのだ。
何しろ時間の計算一つとってみても季節で大きく異なり、
それを間違えると遭難ということも有りうるし、
とにかく地図と睨めっこして事前の下調べはしなければならない。
そうして調べているのにもかかわらず、現実はかなり違う。
ネットで歩いた人が表現する言葉がそのまま情報にはならないことがある。
「危険」とか「初心者向き」とか表現されても、
個々によって比較の物差しが違うからだ。
もちろん時間の「短い」とか「長い」とかも違う。
昨日のコースはガイドブックでは初心者向きとあったが、
スタート地点とゴール地点が違う縦走道だったので、
計画した時間に下山可能か心配になって、
お昼も食べずに途中からかなり飛ばすことになった。
そんなせいで、ゴールのバス停にかなり早く着いてしまい、
バスを待つ1時間を利用して遅いお昼を食べた。
寒風吹きすさぶ中でのお昼ご飯となったけれど、
無事歩き続けられたことが嬉しかった。
バス停に掲げられた絵地図を見たら、歩いた距離は15キロもあって
「健脚向き」と表示してあった。万歩計を見ると24000歩だ。
私のこの日の感じでは健脚向きかなあと思ったので、
ガイドブックの書き手と比較の物差しが違っているようだ。
体験してみないと分からないし、体験ほど素晴らしいものはない。
旅の土産は道の駅の手づくりパンと地酒でした。