今日は人生初めての日だったなんて

好奇心がある限り心を文字で表すことは大切です。日記を書きます。

スーパーに行くといた隣のあの娘

f:id:anzufig:20190120194743j:plain

先日のこと、お隣の娘さんが自転車に乗ろうとしていた。

彼女は近くのスーパーでバイトをしている学生だ。

 

「バイトに行くの?」と声をかけたら、

お母さんの職場にお財布を取りに行くという。

どうやらお母さんの車に大事なバッグを置き忘れたというのだ。

それがないと今日の用ができないらしい。

 

自転車でお母さんの職場まで行くというので、

私は彼女を送っていくことにした。

その日は何の予定もなかったし、走る距離はたかだか10キロほどだろう。

何と言っても風が立っていられないほど強すぎる。

自転車で行くなんてとんでもない。

 

彼女が近くのお店でバイトしているのを知って、

買い物をした時は自然と彼女を探していた私。

素直な良い子だ、お母さんもお父さんもとても良い人で、

挨拶すると満面の笑みを返してくれる。

 

お母さんの工場に着くと、何度も礼を言われた。

別にどうってことないと答える私。

娘さんを近くの駅に送っていく。

彼女もとても喜んでいた。

 

昨日、彼女のご両親がチョコレートを持ってきてくれた。

送ってくれた御礼だと言い、とても感謝していると頭を下げた。

高級そうなチョコレートだ、考えに考え抜いた御礼なのかも。

 

その彼女、春から就職して家からいなくなるという。

彼女をもうスーパーで会えないと思うととても淋しい。