北海道の地震のニュースで大変驚いたことがある。
それは、ブラックアウトという言葉だ。
この言葉は「フラッシュ・フォワード」というアメリカの連続ドラマで使われていて、
全世界の人々が何分間か気を失い、その間、近未来の夢を見るという内容だった。
その意味は気を失い意識が飛ぶということだ。
そのため全世界で二千万人の人が死んだ。
もちろんSF映画だけど。
今回は映画と違い、電力が全てなくなることを意味するとは驚いた。
ニュースの解説によると、需要と供給のバランスが大きく崩れると、
発電所の発電機が人間の意思に関わらず勝手に停止する。
自分、つまり発電機が自分を守るために自ら停止したのである。
そのため、電力停止、つまりブラックアウトとなった。
ネットで言葉を調べると経済用語から発して様々な意味に転じている。
ここで大切なのは人工知能が自ら学んで行動するということだ。
人間が制御することのできない世界が出現しているのかもしれない。
それは、とても恐いことだと思う。
今回の地震のニュースで深い危惧を抱いたのは私だけだろうか。