台風が来るというので、昨日はトマトの木?の後片付けをした。
我が家の菜園は狭いので、連作障害のある野菜は肥料袋やプランターで育てている。
庭の通り道に置かれたそれらは、たちまち大きくなってジャングルのようになる。
暑い夏に毎日たくさんの真っ赤な実をつけてくれたトマトは、
9月になって木の勢いがあきらかに衰え、残った青い実も早々に割れてしまった。
1本丸ごと引き抜くのは力が要って無理だから、
私はいつも裁ちばさみで少しづつ枝を切り刻んでいく。
生ゴミとなったトマトの幹葉は更に切り刻む。
おかげで作業が終わるのに2時間もかかった。
山と積まれたトマトのかすは、そのまま庭に放置するだけでゴミには出さない。
小さく切り刻んでいるので分解も早く、黒い土となって再び来年活躍する。
自然の見事な循環だ。
人間も本来はこうして土に戻って人々の糧となっていたのだろう。
そう思うと、つくづく複雑な社会になったなあと、ため息をついた。