我が家のシステムキッチンに、食器洗い機は標準装備されている。
でも、私は一度もそれを使ったことがない。
洗剤は付属の専用のを使わなければならず、
入れる際にもいちいち大きさごとに並べて置くのは大変な気がした。
電気の消費、面倒な準備と配列、高価な専用洗剤と
何だか利用するには敷居が高かった。
我が家は汚れたお皿はウエスできれいに拭いて、水を入れた洗い桶につける。
そうすると少しの洗剤で油汚れが落ちる。
量にもよるけれど、だいたい10分で作業は終わる。
濡れた食器はそのままにして自然乾燥を待つ。
食器洗い機は同じ量を何分で洗うのか。
そんなに便利で楽なのだろうか。
それでは自分で検証してみようかと思い立ち、
おそるおそるスイッチを入れてみた。
すると、スイッチさえ入らないではないか。
一度も使ってなかったから耐用年数を越える前に、壊れてしまったのだ。
よく見ると配線や配管もあり、ただの引き出しではない。
排水も通電もすることなく終わった食洗機だけど、電気製品は壊れるものだ。
あまり残念な気がしないのは、それが役を果たしてなかったからだろう。
今まで通りこの両の手で洗い、食洗機はタッバーの収納箱として使おう。
それにしても、
毎食の洗い物を食器洗い機で洗っている人をあまり見かけたことがない。
いったいどのくらいの人が利用しているのだろうか気になった。