恐ろしい熱さが続いているけれど、なぜか家庭菜園の大きなトマトは大豊作。
トマトの原産地は涼しかったと思うけれど、暑さに慣れた苗だったのか。
クーラーのない我が家では、南側の窓は雨戸を閉めて過ごします。
もちろん遮光カーテンも。
日が差してくると窓際は熱気を帯びてくる。
窓を開けるとサバンナのような熱風が部屋に入り込み、温度を上げていく。
我が家では起床時の室温28度をいかに保つか、それが大事。
だから、外の空気を遮断して魔法瓶効果をねらうのです。
そんなわけでただいまの室温32.5度。
私がどうにか過ごせるギリギリの暑さだ。
もし、窓を開けて普通に過ごすと外気温と同じになっているかも。
念のため温度を測ったら外の日陰で35.6度だった。
たぶん最高気温は38度くらいだろう。
外には絶対出られない。
兼好法師は徒然草の中で「家は夏向きに作るべし」と言っているけれど、
あの頃は柱と障子で内も外もたいして変わらない作りだった。
水辺の庵ならいかにも涼しげだけれど、
都市の今はおそらく人工的に気温が上がってしまい、そんなもんでは夏を過ごせない。
家を作るとしたら窓のない分厚い石の蔵にすべきかも。
それにしてもこの暑さは異常だ。
トマトだってこれ以上温度が上がり続けたらきっと支障をきたすだろう。
いつか人間が暮らせない日が来るのではないかと案じている。
